仙台青葉学院短期大学 こども学科

仙台青葉学院短期大学 こども学科

仙台青葉学院短期大学 こども学科

2年制 / 定員100人

五橋キャンパス

2年制 / 定員100人

五橋キャンパス

SEIYO TOPICS

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学科紹介

教育目標

  1. 子どもの「生きる力」を育む保育者として必要とされる基礎的知識及び技能を着実に身につける。
  2. 子どもを取り巻く課題を解決するため、専門的知識や技能を体系的に理解し、それらを活用して、思考し、判断し、表現する力及び学級を経営する力を身につける。
  3. 子ども一人一人の育ちに寄り添った教育・保育を行い、また保護者、職場の同僚、及び地域社会に適切に対応することができるように、豊かな人間性や対人関係能力、コミュニケーション能力を基盤とした総合的な人間力を養う。
  4. 生涯にわたり学び続け、主体的に考える力を養う。

取得できる学位

短期大学士 (こども学)

活躍が期待できる場

保育所、幼稚園、認定こども園、児童福祉施設、児童館

取得できる資格

  • 保育士
  • 幼稚園教諭二種免許
  • 社会福祉主事任用資格
  • レクリエーション・インストラクター

カリキュラム

時間割例

科目紹介

保育原理

本学科での2年間の保育者養成課程における学びの本源となる科目です。保育をとりまく社会の変化が激しい時代だからこそ、保育者自身の子ども観や保育観が重要となります。 保育の基盤となる、子ども観や保育観を構築するために、保育の基礎(保育の意義や目的、保育の思想や制度の歴史的変遷など)について学びます。

総合表現演習Ⅰ・Ⅱ

表現活動は、子どもの感性を育むための重要な基盤となる活動の1つです。子どもの発達や生活する環境を把握しながら、状況に応じた適切な活動や保育教材が提供できるように、保育者としての知識・技術を習得します。身体・音楽・言葉などの観点から子どもたちが取り組む表現活動を立案・計画し、実践や振り返りをどのように行うのかを演習形態の授業を通して学びます。

乳児保育Ⅰ・Ⅱ

3歳未満の子どもたちの発達を支える専門的知識・技術を習得します。対象となる子どもたちの発達の特徴を理解するだけではなく、食事や睡眠、清潔など生活の基盤を支えるための実践力を身につけます。また、子どもの衛生や健康、安全管理など安心して生活を送るための知識を獲得します。幼児教育への接続を考えながら、どのような保育を計画していくかを学びます。

生涯発達心理学Ⅰ

人間には、生涯を通じて心身のさまざまな変化が見られます。乳幼児期を中心に、発達に関する主要な理論を修得し、教育活動における発達理解の重要性を学びます。またそれらの知識をもとにして、発達に応じた学習支援の展開などについての理解を深めます。

特別支援教育演習Ⅰ・Ⅱ

特別な支援を必要とする子どもや保護者が抱えるさまざまな困難を理解し、具体的な支援を提供するために、身体に関する障害や発達障害などを中心に学びを深めます。また、障害のみに限らず、多様な国籍の方々が生活を営むうえで遭遇する文化や言語などの障壁についても、保育者という視点から支援の在り方を考えていきます。

音楽表現Ⅰ・Ⅱ

表現は、音楽や造形というように分類できるものではなく、私たちの身の回りにさまざまな形であふれています。音楽表現の授業では子どもたちと共に表現を楽しむことができるよう、音に関わる幅広い経験を大切にしています。表現の楽しさや面白さを自分自身が体験することにより、子どもたちの表現を導き、支え、共に楽しむことのできる保育へとつなげます。

学びのポイント

POINT 01
少人数制のゼミで、興味のある分野を深く学ぶことができる

基礎演習I・IIでは「ゼミ」と呼ばれる少人数グループに分かれて活動します。特に2年次は、さまざまな観点から幼児教育において必要とされる知識や技術を学んでいきます。各指導教員のもと、保育現場での実践、文献検索や講読、実地調査やアンケート調査などさまざまな手法で学びを深めていきます。

ゼミ紹介はこちらからご覧ください

POINT 02
実践力が身につく充実の学修環境

ピアノの実技指導は一人ひとりの進度に配慮し、個別レッスンで行っています。音楽演習室の中には、防音個室の「ピアノレッスン室」を9室設置しています。ピアノの個別レッスンで使用するほか、常時開放しているため、空き時間や放課後に自主練習することも可能です。

表現演習室には、ステージや全身鏡などが設置されており、劇の練習や発表会などを行います。造形表現の工作の授業の際には作業机を広げて活動したり、身体表現の授業ではマットやロープを用意して運動したりと、学びに合わせて多目的に使用できる設備を整えています。

POINT 03
姉妹法人が運営するこども園で子どもとふれあう機会を提供

北杜学園の姉妹法人である北杜福祉会が運営するこども園で、実習やボランティア活動を通して子どもとふれあえる機会が多いことも、こども学科の“強み”です。

せいよう演劇会

姉妹法人が運営するこども園から子どもたちを招き、授業で取り組んできたオペレッタや手遊び、体操、歌などを披露する演劇会を開催しています。企画・運営から舞台演出、衣装制作に至るまで、すべて学生自身が手掛け、保育者として求められる表現力や実践力を身につけます。

    

教育実習・保育実習

事前指導

実習に行く前に担当教員が事前指導を行います。 実習に臨むにあたり必要な心構えや乳幼児・利用者への態度、実習日誌の書き方などを確認します。

実習先

仙台市内や自分の地元の施設で実習を行うことができます。普段仙台で一人暮らしをしている学生が地元で実習を行う場合、実習期間中は実家から対象の施設に通うことも可能です。

実習報告会

2年生がそれまでの実習の中で実際に子どもたちと行った遊びや反省点、実習準備のアドバイスなどを織り交ぜながら実習報告会を実施します。先輩の話を直接聴くことで、実習を控えた1年生は意識を高めることができます。

支援室のサポート

学生一人ひとりが高い目的意識をもち、充実した学修の達成感が得られるように教職員を常時配置してキャリア支援をしています。特に、各種実習が円滑かつ効果的に進められるように継続的にサポートを行います。

主な実習の流れ

幼稚園実習体験記

地元である八戸市のこども園で幼稚園実習を行いました。初めての実習ということもあり、実習生として子どもたちとどのように接するべきか不安を感じていましたが、巡回指導に来てくださった先生が「自分らしさを大切にして子どもたちと関わってみて」と安心できる言葉を掛けてくださり、迷いや緊張がなくなったことを覚えています。初めは計画通りに活動を進めることに精一杯で余裕がありませんでしたが、実践を繰り返すことで、子どもたちの様子や反応を見ながら臨機応変に対応する力が身につき、大きく成長したと実感しています。実習先のこども園から内定をいただいたので、実習で得た学びを存分に活かしながら、子どもたちと関わっていきたいです。子ども一人ひとりを理解し、受け止め、信頼してもらえる保育者を目指したいと思います。

保育所実習体験記

保育所実習で初めて0~2歳児と接した時は、どのように対応すれば良いか戸惑いを感じましたが、実習先の先生方からいただいたアドバイスを参考にし、子どもたち一人ひとりと丁寧に関わることを心掛けて実習に取り組みました。実際に自分で保育計画を立てて実践した際には、思い通りに計画が進まない難しさや、全体をまとめながら活動を進めることの大変さを実感しました。子どもたちと積極的にコミュニケーションをとり、真摯に向き合うことで保育を楽しめるようになり、子ども一人ひとりに寄り添うことの大切さを改めて学びました。卒業後は、地元の一関市で公務員保育士として働く予定です。子どもにも保護者にも寄り添える保育者を目指し、一関市がより子育てのしやすい街になるよう貢献したいです。

就職・進学サポート

本学科では幼稚園教諭二種免許と保育士資格をあわせて取得できるため、就職先の施設の多様さはもちろん、出身地での就職だけでなく、学生生活を過ごした宮城県や関東地方での就職など幅広い選択肢があります。また、4年制大学などへの進学、編入学についても、個別に相談に応じ、サポートを行っています。

就職対策を強力サポート

キャンパスに常駐している学生総合支援センターのスタッフが希望の職種や勤務希望地域の調査を行い、対面やオンラインで就職支援をしていきます。マニュアル通りの対策ではなく、学生一人ひとりに合わせた個別の面接指導で学生それぞれの課題に的確なアドバイスを行います。

こども学科就職先内訳(過去3年分)

 2021年度
(就職対象92名)
2022年度
(就職対象93名)
2023年度
(就職対象97名)
公務員15名7名14名
幼稚園8名11名13名
保育所37名39名37名
認定こども園26名28名23名
その他(児童福祉施設・企業ほか)6名8名10名

就職内定者の声

実習先の保育園から内定をいただきました。実習期間中に園の温かい雰囲気に触れ、子どもたち一人ひとりの声に耳を傾け、主体性を尊重する保育を行っているところに魅力を感じ、私もここで子どもたちに寄り添った保育をしたいと思いました。就職活動中は学生総合支援センターを利用し、履歴書の添削や面接練習を受けました。実習中や帰省中でも、オンラインやメールで相談ができ、いつでも丁寧にサポートしてくださるので、安心して就職活動を進めることができました。就職後は、健康教育ゼミで学んだ手遊びやリズム遊びなどを活動に取り入れて、子どもたちが明るく楽しく過ごせるような保育を行いたいと考えています。

公務員試験対策

公務員試験の合格に向けて、本学の姉妹校である仙台大原簿記情報公務員専門学校の公務員ゼミナールと連携し、公務員試験対策講座のほか、全国及び学内模擬試験と解説会を実施しています。また、学生総合支援センターでは、面接練習や論文の添削指導など、個別のサポートを提供しています。公務員試験合格に向けて充実した支援体制を整えており、例年多くの合格実績を出しています。

これまでの公務員合格実績

仙台市、富谷市、石巻市、大崎市、登米市、栗原市、気仙沼市、名取市、岩沼市、塩釜市、白石市、大河原町、郡山市、相馬市、白河市、酒田市、寒河江市、天童市、北上市、一関市、宮古市、大船渡市、秋田市、品川区、横浜市 他多数

 

公務員合格者数
2024年度10名
  • 2025年1月時点のべ合格者数

公務員合格者の声

Seiyoでは、公務員保育士を目指す学生のためのサポート体制が充実しています。公務員試験対策講座では、専門の講師の方が、出題傾向を踏まえて具体的な対策方法を指導してくださるため、効率的に勉強することができました。また、二次試験の面接対策では、学生総合支援センターで指導を受け、複数のスタッフの方と練習を重ねることで、多様な質問に対応する力が身につき、自分を多角的に見つめ直す貴重な機会になりました。先生やクラスメイトなど多くの方に支えられて充実した2年間を過ごすことができたので、今度は私自身が保育者として子どもたちの成長を間近で見守り、温かい心を伝えていけるよう頑張りたいと思います。

在学生インタビュー

少人数制で興味のある分野を深く学べるゼミに魅力を感じ、Seiyoへの進学を決めました。実際に入学してみると、授業は想像以上に楽しく、基礎的な知識から実践的なスキルまで、1年次からたくさんのことを学ぶ機会があります。グループワーク形式の授業が多いため、先生やクラスメイトとコミュニケーションをとりながら学びを深めることができ、多様な意見に触れることで視野が広がります。こども学科では、ボランティア活動の機会が充実しているので、今後も積極的に参加することで保育現場の雰囲気に慣れ、実習や将来に役立つ経験を積んでいきたいと考えています。

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